2014 Summer

けばけばしたけむしの いっぽ

はっぱをきずつけないたわしのけ

えだをてばなして こうかはたまたじょうしょうか

えがかれていく まだらもよう(S.S

 

がかはみあげる よぞらにまかれたほしを

たりないんだえのぐのいろじゃたいようがひつようだ

なんだそれならうばいにいこうか

けいさつにつかまらぬようじてんしゃのらいとをしっかりつけて(S.M

 

しっかりしっかりまえをみて

たりないかがやきもとめうちゅうへじゃんぷした

けれどきょうふにまけてたちどまった

つぎこそつぎこそつぎこそは(R.O)

 

こそこそこそうわさばなしはうらで

ひとりのぞいてみんなで

はなしはすすむすすむ

ひろがるひろがるよろこび(H.M)

 

こわがるなよ

ここではみんながともだち

おそれずまえへすすみなさい

あすにはみんなわすれてる(K.K

 

あさひがてるようなまぶしさ

おもわずめをつむる

しまいにはそのひかりにせをむける

きえるまえによるへにげこみたい(H.T

 

ちきゅうからとんできたふうせんたちのはかばをみた

きもだめしのわくわくはそのままに

くらやみのかーてんこーる

ごらん よがあける (M.M

 

どこからかきこえるよがりごえ

おともたてずしんしんとしみわたる

ぴしぴしときしむこんじきのがむは

したのうえであじけなくとけていった(A.N

 

しんぞうがとまるまでえをかいてしをかいていったら

しんがすりへりゆびがうごかなくなってしまった

しんでからゆくせかいはしるばーのすくりーん

しんじるきもちとおれんじだけがあればいいや(L.N

 

きもちにはんしてのめないこーひー

それだけじゃなくておかしなおかし

くらげになっていきています

びんかんさるぶるぶるさんかんび (Y.S

 

ぶるぶるしびれるれいとうこは

けっかんちぎれたあいつのあせとあるでひど

しんだあいつのはかばはにじのなか

はいいろのくもはまだかなたに (T.M

 

くもはどこかなさがすやま

そいつのなまえはざとうむし

いきたあかしはふんのなか

ひょっこりかおだすたねさんよ (M.G

 

ひょっとこのすがおをのぞいてみれば

ゆかいちめんのおのまとぺ

しんだつらしていきてみりゃ

ばたーむさぼるねこがわらう (H.T

 

きみがわらうとみずうみにさざなみがひろがる

らいふいずかーにばる

せいとしはでじたるかでいないすてきなしんじつ

みあげればふじがくもまにかおをだすなつのおわり (S.H)

 

 

2014 Spring

めぼしのうめぼししょっぱいおにぎり
きたよこだけさんちょうぶじとうちょう
げざんはえがおでとざんしゃおむかえ
こんにちはこんにちはこんにちは   (S. H)

すとろべりーのはこ
じょうしゃぐち
さようなら
とんねるのなか(Y.W)

とんとんとん
あゆみよるなにかのこえ
であいにかんぱい
しゃわしゃわしゃわしゃわしゃわしゃわ(S.M)
 
しろいわしのような
ふじさんのながめ
あまたあった
ふれたようなきがした(S.M)

がししたてんし
ちずにひかれたえんぴつのせん
ぼうだいなけしかすがじゃまをする
はらうてはあらわれるのか(M.M)

 
ひかりにあらわれるいふく
ぬくもりをわたしにあたえる
わたしをさえぎるひかりのおもさ
きょうもじぶんにまけたのだ(R.O)

まけることはくらやみか
ならばしょうりこそがひかりか
あかりがすべてをこうていする
ならばはいしゃにこそぼくはあかりを (Y.H)

にこちんたべるやぎいっぴき
まっかなくちにものくわえ
そいつらぜんぶはらのなか
ごろごろちくちく (A.N)

くちからちらちらからくちことば
めからめらめらつらめのことば
むねにからむははからうことば
こころにのこるこのこどくなことば (L.N)

のこのこおきておはようさん
ごはんをたべねばけしてうごけず
きにせずねてるなたおれるぞ
みんなそろってごちそうさん (S.S)
 
そろりそろりきつねどん  
もうちょいちょっとで
ころんでころころ
わらったあいつがにおうだち(M.S) 

 

あいにうえたおにたちは
かれをとらえるひとみからにげられない
つまずきゃひつじにころされる
きじやさるはもういない (K.K)

ねっぷうにさらされきえるきじ
やっつのうみでいきをふきかえす
きのうみにどんどんのみこまれ
むれるからすとさけびだす (Y.N)

さけがねているごはんのうえ
りょくちゃからゆげがゆらゆら
ちへいせんのむこうからはきだされたたいよう
これがさいしょでさいごのはじまり (S.M)

いしょはちゃぶだいのまんなかに
かーてんのむこうのえいえいんのやみ
ほしのししゃたちがうまをひく
あんずるなわたしからむかう (H.T) 

 

むかうさきがくらやみだとしても
きぎとともにあるいていきたい
よるのまんげつをながめ
かぜのささやきをききながら (H.M)

きながにまつのはあるまじろ
えんとろぴーのぞうだいで
しんげつわらいをこらえては
じゅうりょくいんりょくのみこんだ (H.T)

まつりのようなせいりょう
ゆうやけのなか
こどもがないている
ぐるぐるかくれんぼ (M.S)

かくれたさかさのにじますは
せいれつかかるほうがくへ
わらべつどいててをのばす
たえぬながれのかけらがみえる(Y.M)

ながれながれてほっぺたあかく
ぽろりとなみだでよがあけた
よくねたがきはそだったか
どごうどうこくほえてさる (T.M)

さるをきらう
あかいきのみ
かげでおきる
ちかいのとき (Y.S)

たあるぼうずはときにかみ
さみいさみいとずぼんのしみ
そばやのひかげはここのつめのうみ
まいったのいみ (D.K)

いったんうごくととまらない
かそくときゅうこうか
まぶしいひなたにてをのばす
とどくとしんじてまたおちる (M.G)

うごくちきゅう うつむくせいねん
ときがきみのまどべをとおりすぎる
ときには さしだされたてにすがる
ふりむけばほほえむはる
 
ふじのやま (S.H)