2019 spring
とかいにあふれるぐんしゅうとけんそう
ひとはみごとにぶつからず
そこにあるのはきかいのようなちみつさつめたさ
てつのぬくもりさがしさまよう(K.O.)
たまごのこどもまよねーず
こんばんのおともにまよねーずはいかが
あついてつのうえでおどりひろがるおいしさ
おなかのむしはもうおさまらない(S.O.)
むしをたべよう
せかいをすくうむし
うまいむし
こめがむしになるひがくるのか(T.M)
こめへりまくり
ひとふえまくり
まずいよ まずいよ
せかいのこめそうどう(H.M)
かいだんをのぼっていくこのふたつのあたま
おれんじのひざしをめざしてすすむすすむ
このいいきぶんのしょうみきげんをおしえてほしい
それでもふたつのあしはとまらずすすむすすむ(N.M)
まいにちとまとをひとつぶたべる
もくとうのように
こたえてほしい
やまもそらもみずももりもしずか(H.A)
もみじがもえている
がやがやとそのこえはとおくまでひびく
なかまにいれてとたずねようとも
こえはくうをきるばかり(R.T)
くうきゅうをまう
わたしときぎのわらいごえ
あなたはわたしにといかける
わたしのなまえをおしえてよ(C.F)
めのまえにある
たくさんのなまがき
たべてもいいのかじぶんにきく
あたりませんように(M.H)
かわへせんたくしにいこう
よごれたものすべてをもって
わるいことなんてないさ
となりのひともおなじだから(Y.T)
きゅうじつもあさからくろいたてものではたらく
なにをすればいいのかわからなくなったまつろである
あたまのなかにあるのはしごとのことだけ
きょうもまたどれいのようにむちにくるしむ(S.N)
ゆきだるまをつくるおさないきょうだい
てはかじかんでまっかっか
あそびつかれておうちへかえる
まっているのはままのてりょうり(A.K)
りょうりがにがてなわたし
かていてきなあのこ
だからいってしまったのかな
のこっているのはきみのかげ(A.S)
いちめんにさくひまわりのはな
あいだをはしるわらいごえ
なまえをよんでもどってくる
わたしとあなたのたからもの (M.U)
しとあなたは
ぴんくのあくまのてに
よばれてつれさられる
おきればゆりのなか (N.O)
きれてもきれないしつこいさーくる
とうみんからさめたあなぐまは
あらたなこどもらひきつれて
おどりうたうよほえかたわすれて (Y.N)
ほえたしじんはいまはてんごく
びーとはつづくよどこまでも
ふるいころもをぬぎすてて
ふじはあらたなゆきげしょう (S.H)
2019 Summer
あらたなたびはうみぞいらしい
たいとつりびとなみうつみなと
ずっとみなれないけしきだ
まえむいたままはんどるまわす(A.H)
たまたまこのいえについただけ
うんめいよひらけ
えいえんのとびらだめみつめ
はいりたいきもいおさえ(M.N)
もちもちなにのうで
さわるときもちいい
いっしゅんでみんながえがおになる
まるでまほうつかいだ(M.H)
おつかいをまかされた
みぎへまがってすーぱーのまえ
ひとりぶんのあいすをかった
おかあさんがおこりだすごびょうまえ(A.K)
びょうしんのようにおなじところをまわりつづける
だれもがそんなふうにじかんをすごす
じかんがすべてをかいけつしてくれるとかんがえ
きづけばまたおなじばしょ(S.N)
きょうもまたおなじばしょにきてしまった
からだにわるいことはわかっている
でもこれがぼくのなやみをかいけつしてくれる
さあきょうはなにをすすろうか(H.M)
きょうのきてきのおと
かぜがほほをなでる
くのうをあずけ
まどをそっととじる(R.T)
まどからさしこむらいとすぽっと
ひとみのいろはあおいろへ
わたしのためのらくてんち
きょうもはじまるげんじつとうひ(C.F)
まんまるおめめ
おはなのかおり
てんしとだんす
みんなはっぴー(N.O)
みんかのひとつがもえ
ひとびとはにげまどう
あくまたちがぶきみにわらい
ぜつぼうがあかくひろがる(M.U)
てつのぼうをふりかぶる
ごごよじかわぐちこにて
ここちよいきんぞくおんねっとのなか
てにはこいんをにぎりしめ(S.O)
ぎりぎりとまえばをさくにおしあてて
ぽかりとあいたどうくつからはかぜがふく
ぱからぱからときもちのよいね
あたまをゆらゆらみみをうしろに(K.O)
うしろをみればくものなか
いないないばあをくりかえすきみのこころ
でもそこにいるんだよねぼくがくもにかくれてても
だってきみはえばあぐりーんふじだから(S.H)